テスラの中国売上高、7月に2023年の最低水準に落ち込む

5月に北京にあるテスラストア。

テスラの中国での7月の納車台数は今年最低水準に落ち込んだ。電気自動車メーカーは、値下げやその他のインセンティブにもかかわらず、買い手を引きつけるのに苦労している。

中国乗用車協会が木曜日に発表した暫定データによると、同社の上海工場の先月の納車台数は6万4285台で、6月から31.4％減少した。 PCAは国内配送と輸出の数値を内訳していないが、テスラは通常、各四半期の初めに海外配送に重点を置いている。

上海にあるテスラの工場は年間 110 万台の EV を生産する能力があり、テスラの世界生産量の半分以上を占めています。

同社は昨年、中国でモデル3とモデルYの価格を引き下げ、価格競争を開始し、ますます強力になっている国内の競合他社の多くも同様の行動をとるようになった。 新型コロナウイルス感染症の影響で経済成長を押し上げるのに苦戦している中国では、値下げは長引く買いにはつながらなかった。

それでも、中国のEV新興企業は最近売上が増加しており、最も売れている自動車ブランドであるBYD社は7月に26万2,161台の新エネルギー車を納入した。 フォルクスワーゲン・グループとEV生産契約を結んだ小鵬社は、6月から28％増の1万1,008台の販売を報告した一方、李汽車社は7月に3万4,134台を出荷し、ニオ社の納車台数は2万462台に急増した。

テスラは、消費と低迷する経済の活性化を目的とした地方政府の奨励プログラムと連携して、上海の新規顧客に3,000元（420ドル）相当の買い物券を提供している。

米国の自動車メーカーは、8月に現地生産のモデル3またはモデルY電気自動車を注文して登録した3,000人の顧客にバウチャーを配布する。

食料品や映画、その他の分野で割引を提供する地方政府の広範なプログラムの対象となるが、このクーポン券は、特にプラグインハイブリッド車を製造するBYDとの競争が激化している中国の顧客に対するテスラの新たなオファーである。完全電気自動車も。

中国は世界最大の自動車市場であり、EV販売のリーダーである。乗用車協会が水曜日に発表したところによると、7月の新エネルギー車の小売販売台数は合計64万7,000台だった。 最新のデータによると、テスラは6月に上海工場から9万3,680台の車両を納入し、そのうち7万4,212台が地元市場に納入された。

EVの激しい価格戦争は約1カ月前、テスラと中国自動車メーカー15社が「異常な価格設定慣行」を回避することを盛り込んだ協定に署名し、頂点に達したかに見えた。 この特定の誓約はすぐに撤回されたが、当局は企業に対し、公正な競争を奨励する規則に従うよう求めた。

その後、テスラは新車購入者にテスラ所有者からの紹介があった場合、現金３５００元と強化されたオートパイロットの無料トライアルを与えると発表した。 水曜日にショッピングバウチャーの最新オファーを発表した際、同社はそのインセンティブプログラムは引き続き実施されていると述べた。

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